栄養たっぷり!健康にも美容にもおすすめ! トマト の栄養と効能

食べ物の栄養
KANA
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こんにちは!栄養士のKANAです。

皆さん トマト は好きですか?

トマトは、一年を通してスーパーや八百屋さんで手に入れることができ、とても親しみのある野菜の一つですね。
大好き!という方もいれば、少し苦手…という方もいると思います。
そんなトマトですが、とても栄養価が高く、健康面、美容面の両方から、様々な効果が期待されています。

今日は栄養たっぷりのトマトにはどんな栄養が含まれているか、
また、トマトの効率の良い食べ方などをご紹介します。

トマト って野菜?果物?

トマトはナス科に属し、日本(農林水産省)では、『野菜』と定義されています。
また、赤茄子(あかなす)、蕃茄(ばんか)などの別名があります。
緑黄色野菜の一種でもあります。
栽培至適気温が10~25℃程度とされており、10℃を下回ると発育に障害が出てしまうため、冬に栽培すると枯れてしまいます。

トマトの主な成分

●β-カロテン

β-カロテンはカロテノイドの一種であり、緑黄色野菜に多く含まれています。
強力な抗酸化作用を持っており、体内で発生した活性酸素を取り除く作用があり、それによって、動脈硬化の予防に繋げることができます。

またビタミンAの前駆体の一つでもあるβ-カロテンは、必要に応じてビタミンAに変換され、粘膜や皮膚の保護免疫機能を正常化目の健康を維持など、ビタミンAとしての働きも発揮します。

●リコピン

トマトというと、リコピンという言葉を思い出す人も多いと思います。
リコピンはトマトやスイカなどに含まれる赤色の色素を持ったカロテノイドの一種です。

リコピンはカロテノイドの中でも特に強い抗酸化作用があり、同じく抗酸化作用があるとされている、ビタミンEのおよそ100倍の効力をもっているといわれてます。
その抗酸化作用により、動脈硬化予防老化予防美肌効果などの様々な効果が期待されています。

●ビタミンC

ビタミンCはコラーゲンの合成に必要な栄養素です。
このコラーゲンは体内の細胞を保護する役割があります。
他にも免疫機能の強化病気への抵抗力が高めるストレス対策など様々な役割を担っています。

ビタミンCの一日の摂取基準は100mgとされていますが、
大きめなトマト(150~200g)一個のビタミンCの含有量は、26~30mgです。
一日の摂取基準の約1/3をトマトで摂取することができます。

大きなトマトとミニトマト、違いはあるの?

トマトには主に、大きなサイズのトマトと、ミニトマトがあります。
では、栄養面ではどうでしょうか。違いがあるのか見てみましょう。

大きなトマトに比べると、ミニトマトのほうが、エネルギーやたんぱく質が若干高いことがわかります。さらに、β-カロテンやビタミンCは大きな差が見られますね。

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同じトマトでも、栄養成分の差があることがわかります。
効率よく食べたい場合はミニトマトを選ぶといいですね。

トマトの効率のよい調理法2選

おすすめ調理法① 油と一緒に加熱する

トマトに含まれるリコピンは生のまま食べるよりも加熱したほうが体に取り込まれる吸収率が上がります。
さらに、リコピンは油に溶けやすい性質をもつため、油を使用した炒め調理をおすすめします。

またβ‐カロテンはビタミンAの前駆体であり、このビタミンAは脂溶性ビタミンと分類されます。
脂溶性ビタミンは油との相性がよく、吸収率も上がるためこちらも油調理が適しています。

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市販のトマトケチャップやトマトジュースなども加熱されているため
リコピンやβ‐カロテンを効率よく摂取することができますよ ♪

おすすめ調理法② 生のまま食べる

リコピンやβ‐カロテンは熱に強いですが、ビタミンCは熱に弱いため、加熱調理が向いていません。
ビタミンCは『水溶性ビタミン』と分類され、加熱調理した場合、分解され栄養素が外へ流れてしまいます。
特に茹でこぼすような調理法はビタミンCを捨てているような状態になるので注意しましょう。
ビタミンCの摂取を効率よく摂りたい場合は、ビタミンC含有量が多いミニトマトをサラダにして食べるのがいいですね。

健康や美容に良いトマト 一日に何個食べればいいの?

健康や美容に良いからと言って何個も食べていいわけではありません。
極端に多い量を摂取すると、水分の多い食材なので身体を冷やしたり、下痢や便秘につながる恐れがあります。

トマトは緑黄色野菜であり、厚生労働省が定める『健康日本21』によると、成人は一日350g以上の野菜摂取の目標が定められています。そのうち、トマトを含む緑黄色野菜は120g以上です

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中~大サイズのトマトで1~2個
ミニトマトで10~12個が目安です!
何でも食べすぎは注意です!

トマトが赤くなると医者が青くなる?

みなさんは『トマトが赤くなると医者が青くなる』という言葉をご存じですか?
これは、トマトが熟す(赤くなる)季節になると、たくさんの人がトマトを食べることにより、皆が健康になり病気になる人が少なくなることで、病院に行く人が減ることから、医者が必要となくなるという意味があります。
お医者さんは患者さんが来ないと商売になりませんからね。

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医者いらずのトマトを食べて、生活習慣病の予防をしましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
普段何気なく食べているトマトには様々な栄養素が含まれていて、その栄養素には生活習慣病や肥満を予防するものであったり、肌のシミやシワなどの老化予防や乾燥を防ぐなどの美肌効果も期待されています。

毎日少しずつを心掛け、様々な調理法でトマトを楽しんでみませんか。

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